写真を挙げた後、『温故知新!』解説をしないまま、長らく放置していました。
すみません(その理由は後述します)。
写真上部にある看板は、旧字体を使っていますが、「うばがもち」「姥が餅」と読みます。
滋賀県草津市にお住まいの方なら、この写真は、一目で草津名物「うばがもち」の売店ということがすぐに判るでしょう。
「姥が餅」というのは、歴史が非常に古く、永禄(1558~1569年)までさかのぼるようです。
その歴史をたどれば、歴史上の超々有名人が、たくさん出てきます。
さて、現在、その「うばがもち」なる餅を販売する企業様は、株式会社南洋軒様(創業者:南新助氏)です。
(以下、敬称略)
創業者のお名前を聞いてピンと来た方は流石です。
そうです創業者は、日本で最初の旅行会社である「株式会社日本旅行」の創業者の南新助です。
株式会社南洋軒が保有する一番最初の登録商標「うばがもち」は、商標登録第440813号(出願日:昭和27(1952)年 12月 16日、登録日:昭和29(1954)年 2月 24日)ですが・・・。
それから、さかのぼること64年ほどの明治22(1889)年の開業当時に前述の創業者と誰かが「姥が餅」の商標使用ライセンス契約を交わした契約書画像、を載せたブログを最近見つけました。
契約書の画像が鮮明でないため、契約内容の詳細は判らないのですが、壱カ月毎金壱拾弐円五拾銭、といった金額記載も見受けられます。
なぜ使用料を払わなければならなかったのか、誰と契約書を交わしたのか、気になりますよね。
いずれにせよ、その貴重な契約書の原文の確認ができれば、といったところかと思います。
私が子供のころ、前述の創業者とよく似た氏名の同級生がいましたが、同級生ルートが良いか、商工会議所ルートが良いか、ダイレクトに南洋軒に問い合わせるか、そこで二の足を踏んでいる状態です。
もし、何か進展があれば、また、ご報告させていただきます。
引き続き、何卒、よろしくお願いいたします。
参考資料1:滋賀・草津のお菓子処うばがもちや ホームページ うばがもち物語
参考資料2:南草津の口コミ・生活情報 『ミナクサブログ』 2010年08月13日 駅弁だけじゃない、南洋軒のお弁当
写真撮影:西岡写真工房
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